今回は、宮城県女川町。 現地のニーズは日々変わっている。 仮設住宅に入居し、避難所は11月に閉鎖された。 仮設住宅の訪問と、山林・砂浜の清掃が主な活動内容。 山林や砂浜の重機が入れない場所のがれきなどを 手作業で除去してほしいと町から要望があったそうだ。 『砂浜の木々にナイロンのテープなどが絡んで風に揺れるのを見ると あの日を思い出してしまうのでどうにかしてほしい』と 住民の方からの要望が役場に寄せられているらしい。 事前に電話連絡をした時に聞いた情報。 用意していくものも変わってくる。 仮設の訪問だけなら、防寒対策をしておけば大丈夫。 清掃となると、カッパ、長靴、手袋…今回も大荷物だ。 今回は出発曜日の関係で 『お国のために頑張ってきてくれ』と送り出してくれた お義父さんに送ってもらうのは難しいから 前回は内緒にしていた実家の母に集合場所まで連れて行ってもらった。 そこで初めて現地の方との買い物&温泉ツアーなる企画を伝えられる。 施設やケアハウスにいらっしゃる方と 私たちが松山から乗って行った大型バスで 1時間ほど離れた現地の大型スーパーに買い物に行き 近くの温泉施設に移動し一緒に昼食をとり、温泉に入るそうだ。 すでに現地の施設では参加希望者を募ってあった。 買い物&温泉ツアーには私を含めボランティア5名が参加し 他のボランティアメンバーは2つにわかれて仮設訪問と砂浜清掃。 集合場所で見覚えのある顔を見つけた。 第5回ボランティアバスで一緒だった人が4人もいた。 とても心強かった。そして頼もしかった。 オリエンテーションの後、自己紹介と参加理由を述べる。 6月に東松島に行き、何かしなければ…と強く思った。 5ヶ月余りたち、その気持ちが薄くなりつつある。。。 それではいけない…と思いながらも日々の自分の生活に流されている。 これでいいんだろうか… そう思ったら、考えるより先に申し込んでいた。 それが私の参加理由。また・・・ 最初からまとまりのない発表だった。 このまとまりのなさが 毎日のミーティングでも発揮されてしまったのだが。。。 1台のバスに乗り込んでいよいよ出発。 6月に行った時とは違い、だれもがかなり着込んでいた。 そして、夕暮れも早かった。瀬戸中央道ではすでに夕焼け…? バスの中は暖房がきいて常夏。けれど、 サービスエリアに停まる度に寒さが厳しくなっていった。 高速の道順は前回と一緒。 3時半にはすでに福島県を走っていた。
女川町立病院の下を幹線道路が走る。 左上に見えるのが町立病院の建物。 病院と同じ敷地にある女川町社協の建物は 1階まで浸水したそうで 時計はその時のまま止まっていた。
病院のもう少し奥の小高い場所に 神社がある。 津波はそこまで駆け上がった。
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